野菜が教えてくれた
最高の贈り物
ベジドリームで取り扱っている野菜は、地元雲仙・島原の農家さんが育てたもの。どれも新鮮で甘みがたっぷり。野菜の美味しさの秘密を知るために、雲仙市を巡りました。
山と海に囲まれた
島原半島
雲仙市がある島原半島は、3市(雲仙市、島原市、南島原市)から構成されていて長崎県の南東部に位置しています。島原半島の中央部には雲仙岳(雲仙火山)の山々が鎮座していて、有明海にも面する自然豊かな地域です。
世界も認めた大自然
島原半島の中央部、雲仙岳火山群の妙見岳南西腹にある仁田峠は普賢岳・平成新山や有明海方面の眺望がよく、一年を通じて様々な表情を見せてくれます。雲仙仁田峠を含む雲仙国立公園(現・雲仙天草国立公園)は、1934年に環境省が指定する自然公園に瀬戸内海国立公園、霧島国立公園とともに最初の指定を受けています。また、島原半島ジオパークは2009年に日本で初めての世界ジオパークに認定されており、雲仙市を含む島原半島は、日本だけでなく世界からも認められた大自然が広がっています。
ミネラル豊富な火山性の土壌
雲仙岳の大自然は、さまざまな恵みをもたらしています。その一つが温泉。その昔、雲仙は「温泉」と書いて「うんぜん」と読まれるほど、九州でも有数の温泉地として知られてきました。そしてもう一つ、その土壌です。雲仙の土壌は火山性の土壌のためミネラルが多く含まれています。野菜づくりにはカルシウムやマグネシウムといったミネラルが不可欠で、雲仙は野菜づくりに適した土壌です。
地溝がもたらす美味しい水
島原半島は、東シナ海から吹く西風が雲仙の山々とぶつかり雲が発生しやすいため、雨が多い地域です。そして中央部が落ち込んだ地形で水が溜まりやすくなっており、溶岩を含む断層のおかげで、地下水が非常に豊富です。「キリシタン殉教史の悲話」にも登場する上の川湧水は、今でも地元住民の生活用水などに利用されています。
雲仙の肥沃な
大地の力を借りて
ミネラルが豊富な土壌、綺麗な水など大自然の力を借りて、雲仙市では玉ねぎや大根、ブロッコリーなど様々な種類の野菜が生産されています。なかでもジャガイモは年に2回収穫され生産量は北海道につぐ全国2位を誇ります。また、野菜の他に稲作や畜産なども盛んに行われています。雲仙で育った野菜が、雲仙の豊かな自然がもたらすたくさんの恵みに気づかせてくれます。