野菜を育てている
生産者を訪ねました
ベジドリームが目指す姿は、野菜を通じて全ての人を幸せにすることです。取り扱う野菜は地元雲仙・島原で育ったものにこだわっています。そんなベジドリームの思いを支えてくれている生産者の方々を訪ねました。
夫婦二人三脚
みかん農家久保田芳文さん
橘湾の海と雲仙岳の絶景が見えるみかん畑を訪れた時にはちょうど収穫作業中だった久保田さん夫妻。みかんづくりを始めて50年以上、夫婦二人三脚で今日までやってきました。
農業をはじめたきっかけ
ー農業を初めてどのくらい経ちますか?
農学校を卒業してすぐにみかんづくりを始めたので50年以上になります。戦争で早くに父親を亡くしたので、頼れる人がいなかった。また、当時まわりには農業を教えてくれる人もいませんでした。
みかんづくりを支える妻の存在
ーみかんを育てる上で大変だったことはありますか?
みかんは木を植え付けしてから実がたくさんなるまで8年くらいかかります。その間はジャガイモを育てて生計を立てたりと苦労しました。私が21歳位の時に妻と結婚しましたが、当時はまだ駆けだしで本当に苦労をかけたと思っています。でも妻がいなかったら今の久保田家はない。本当に良い嫁をもらったと思っています。
これからも夫婦二人三脚
ー農業をやっていて良かったことはありますか?
今は、みかん生産の傍ら大根や白菜などの野菜も少しですが育てています。この間、畑で採れた大根を見て孫が、「私の足見たい。」と笑いながら言っていました。たくさんの苦労がありましたが、妻に支えてもらい、孫にも恵まれ幸せです。
建築の道から農業の道へ
いちご農家柴崎留美さん
柴崎さんを訪ねたのは11月のこと。まだいちごの旬はこれからという時季でしたが、案内されたビニールハウスの中は、いちごの甘い香りが広がっていました。
農業をはじめたきっかけ
ー農業を初めてどのくらい経ちますか?
かれこれ45年以上経ちます。農業を始める前は、兄貴の土建・建築業を手伝っていましたが、自分で開業しようと思い30歳の時に親の土地を引き継いで農業の道に進みました。
メロンの生産を辞めいちごの生産へ
ー農業をしていて苦労したことはありますか?
農業を始めた当初はメロンの生産を行っていましたが、35歳の時に雲仙市内で水害があり、メロンが育ちきる前に木が浸水して全滅してしまいました。この時が一番苦労しました。また、この頃から北海道でメロンが生産されるようになり市場価格が低下。まわりの生産者仲間から勧められていちごの生産を始めました。
真摯に向き合い続ける
ー現在のいちごづくりについて教えてください。
今は「かおりの」や「さがほのか」と言った品種を育てていますが、いちごの受粉に欠かせないミツバチの値段が上がったり、次々に新種のいちごが開発されたり、現在では外国産のいちごも日本に輸入されて来ている。ありがたいことに生産したいちごが売れ残ることはほとんどありませんが、課題が尽きることはありません。
生産者の想いと共に
野菜を届ける
今回ご紹介した生産者の方以外にも、たくさんの生産者の方がベジドリームに野菜を届けてくれています。「安心・安全で美味しい野菜を届けたい」、そんな生産者の想いと共に、ベジドリームではこれからも野菜を通じて自然の恵みをハッピーにいただく食卓の提案をしていきます。